私の病名は双極性障害である物語

双極性障害と共に生きなけばならない日々を振り返りつつ、向き合って生きていく現状と精神病への未だに残る偏見について問題提起もしていけたらと思います。

猫のるかとスキップネコ

るかは捨て猫だった。しかも、生まれて親のお乳も飲んでいないような小さな小さな子猫だった。

るかは、海のトリトンが乗っていた、イルカの名前。

るかはすくすく成長して、おばあちゃんの膝の上に乗って寝たり、冬にはストーブの前で、毛を焦がしていたものだ。

春の夜は夜遊びに出かけて、12時頃私の部屋へ帰ってきた。

窓をこつんこつんと叩いていれろって言ってくる。だから、窓を開けてやると、

にゃーんとひとこと言って人の布団に入って来る。

るかは赤ちゃんを産んだ。殆ど人に引き取られていったけど、残ったのがスキップネコ。男の子。るかは、ネズミやセミ、スズメやハトも採って来てたけど、スッキップネコは、何にも採ってこなかった。

やっぱりるかは野生の子だったからかな?

るかは、大きくなってもカボチャの煮物は食べていた。スキップネコはカボチャの煮物は食べなかったな。

スキップネコはある寒い冬の朝。お風呂の蓋の上で死んでいた。

前日はなんともなかったのに。スッキプネコの為に一石五輪塔を盗んで?来て、お墓を作ってあげた。