中学生と宗教と虐待の狭間の中で
中学生になって学校では少しイジメをしたものの、罪悪感に悩まされ、早めにやめた。
社会の成績は良かったけど、理数系はパットせず、A君やら他の子に教えてもらってなんとか授業に付いていってた。国語、古文は別に何も勉強することもなく、成績は良かった。漢文もそうだった。多少は勉強したけれど。
英語もまぁ、普通ってところかなぁ?
でも、家に帰ると夕飯に父がお酒を飲んで、それを祖父があんまり飲むなとか。色々、窘めると、あ、今日は来るなと感じる。
やっぱり、離れの私の部屋へ父がやって来て、おい!勉強しょうるんか!してるよと答えると、ほんまかぁ!と目が座っている父が部屋へ入ってくる。
手や足で背中をどつかれ、父の気分が晴れたらようやく出て行ってくれた。
私はこのことを、大人になるまで誰にも言うことは出来なかった。
父に殴られて、涙が止まらなく朝目が腫れて学校に行った時も、友達にはうつむきに寝てしまってん、と言って誤魔化すしかなかった。
母や祖父たち、そして妹たちは宗教の仲間としてかたまっていて、なんとなく疎外感を感じていた。後に、真ん中の妹はカンカンに宗教にこり固まってしまった。
中学も3年のなると高校受験が話題になる。
やはりA君たちは、偏差値の高い高校へ進む予定みたいだった。