私の病名は双極性障害である物語

双極性障害と共に生きなけばならない日々を振り返りつつ、向き合って生きていく現状と精神病への未だに残る偏見について問題提起もしていけたらと思います。

中学から高校へ

中学3年の終わりになると、結構緊張した空気が漂っていた。

最低でも公立。私立に行くと恥。500点満点で350点を取れば、公立は楽勝だった。

私は、350点ラインをウロウロしていた。

A君たちはもっと上の学校を狙っていたから、450点ラインだった。

私達が通っている中学の隣にとても可愛らしい偏差値の女子高があって、皆であそこだけには行きたくないと言っていたものだ。

 

中学に入ると、アニメ関係で友達ができた。

当時、宇宙戦艦ヤマトに始まって、ガンダムハーロックなど。

漫画も中学になって初めて読んだ。考古学も忘れてはいなかったけど、漫画やアニメにも傾倒していった。中々に、楽しい中学生活だったと思う。

漫画仲間からは一人プロの漫画家になった奴もいる。今も描いている。

私も結局、考古学への道は忘れることなく、学者にはなれなかったけど、発掘調査員として、頑張ってきた。もう一人作家になると言っていた奴は、地元でスーパーのレジをしていた。

夢を現実にできる者とできない者がいるんだね。

 

中学を卒業して、皆夫々高校へ進学して行った。中には、お父さんの散髪屋を継ぐ為に修行に出た奴もいた。K子は隣の女子高に進学した為、卒業式でも小さくなっていた。

私は小学校から続いた因縁深いこの小中一貫校とおさらば出来るのが嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

中学に